夢日記 2021年4月

2021年4月15日

 人類がガラス人間みたいなのを作り出して、はじめのうちはうまくいっていたのだけど増えすぎて、人間を襲うようになった。

 このガラス人間が破壊できなくて、ぶっ壊してもターミネーター2の液体金属人間みたいに復元してしまう。逃げまどい、切羽詰まって私はそこいらにあった強力ゴキブリスプレーをガラス人間に噴射したら動きが止まった。ぶっ壊しても復元しない。なーんだ…と拍子抜け。

 

2021年4月16日

 自分は平安時代の下級貴族のドラ息子で、遠方の土地の受領として赴任。妙に砂っぽい土地で収量も少ないが、自分の取り分は十分にあって、のらりくらりと暮らしていた。

 あるとき満9歳ぐらいの女の子が手紙を携えてやってきた。手紙の主は知らない人物で、この子を頼むみたいなことしか書かれていない。別にこの子の面倒を見る義理はないのだが、見るからに利発そうだし、引き取ることにした。

 それからしばらくして別の人が、この子を引き取りたいと申し出た。いちおう自分は貴族だから、この子を自分の養女という体裁にしなければなるまいが、なんだか人手に渡すのは惜しい。いや紫の上みたいにこの子を育成するつもりもないのだけど…まったく困り果てて私はメソメソして、この子をヒシと抱き寄せるのだった。

 

2021年4月17日

 自分の店で「ケヅレーライス」を作って客に出した。

 ケヅレーとはインド風イギリス料理の kedgeree であり、日本では明治時代に村井弦斎『食道楽 秋の巻』で紹介された。以下は青空文庫版、第百九十四の終盤に登場する:

村井弦斎 食道楽 秋の巻

 現代イギリスのレシピはBBCのウェブサイトにある:

www.bbc.co.uk しかし目が覚めてよくよく考えてみたら、あんなに手際が悪いと商売にならんな。

 

2021年4月18日

 日本の海上自衛隊が、なぜかアメリカの海軍だか海兵隊だかと共同訓練やってる。

 んで巨大なプールの中での訓練が終わって、プールから上がる順番が、まずアジア系、次に黒人、その次にヒスパニック系、最後に白人という順番で、白人がぶーたれたのだけど、訓練の責任者が指示したことだから逆らえない。

 

2021年4月19日

 サザエさんの連載開始は1946年だけど、この夢で登場人物の生まれは当初設定より10年ぐらい早く、時代は戦中戦後。

 戦中。カツオは普通なら旧制中学に入れるような成績ではないのだけど、なぜか結構いいとこの旧制中学に入れて、しかも奨学金までもらってやがる。

 時代は戦後に移って。フグ田マスオは(当然だか何なんだかわからないが)独身で、当時としてはエリートのサラリーマンで(製薬会社ではないお堅い製造業らしい)、すでに勤め先で個室を持っている。

 

2021年4月20日

 とりとめのない夢で、特に文章にするまでもない。ただ新緑の木立の中から上を見上げたら、妙に黄緑がかった色だった。

 

2021年4月22日

 韓国での団体旅行だが、各自プサン金海空港に現地集合。午後の便だから昼過ぎに出れば良いだろうと思ってたら実は13時の便で、あせりまくってタクシーで空港に向かった。

 無事に飛行機に乗れて、機内で能楽を聞いてたら(実際のわたし機内で音楽プログラムを聞くことはない)、なぜか友達からスマホにメッセージが。それはクラウトロックの音源のアドレスで、何をどうしたか知らないが能楽クラウトロックを同時に聞いたらトランス系になって面白かった。

 帰国。たぶん東京の神田あたりだと思うけど植木市。ある鉢にカメラ持った人が3人ぐらい集まって写真を撮っている。見たところその鉢の木にアゲハチョウの巨大な幼虫が2匹ぐらいひっついているようだ。カメラの人たちはXAAがどうのこうの言っている。X社のAAというレンズだと、その幼虫を美しく撮れるということか。

 

2021年4月24日

 実家の玄関先に行き倒れの老女が。警察に通報して引き取ってもらった。

 その老女が何者か調べたら、どうも親の知人で、夫婦でボウリング場の経営コンサルタントをやっていたようだ。しかしボウリング場も数が減り、またラウンドワンみたいな複合施設が主流になって仕事が激減、2003年を最後に音信不通だったようだ。

 

2021年4月30日

 たぶん高校の同窓会なんだけど、2人に同じようなことを言われた。君と組んでいればよかったと。

 片方は衣料品店なのだけど、昔はひと通りの品ぞろえで品物を陳列していれば売れたけれども、今は性別や年齢、素材などで4つも5つも次元があって、そんな複雑な次元で品ぞろえするのが難しいと。

 現在の私はモノを売る商売じゃないけれども、複雑な物事の次元を断捨離して整理するのは確かに得意ではある。しかし、本当にこの同級生たちと組んで商売やってうまく行ってたかどうかは知らない。