熊本地震「群」
熊本地震は前例がまったく当てはまらないと地震学者たちは口を揃えて言う。
郷里だし、地元は日奈久断層の真上だし、
実家は地震保険が適用されないような被害しかなかったのだけど、
何より日奈久断層があんまり動いていないのが気がかり。
だから毎日、Yahoo! で気象庁速報の有感地震情報と、18時に気象庁が公表する前日の精密地震データとをエクセルでちまちま集計、Google Map にプロットしてみたり。
んで、余震の改良大森公式というのを知って、
手元のデータでエクセル使ってプロットしてみたら、ノコギリ状。
ただ一発の巨大地震の場合、
この公式でプロットされるグラフは右肩下がりの一直線になるのだが。
ノコギリ状になるということはすなわち、
独立した地震が多発しているということになる。
現時点(2016年10月5日)で、
7月24日までの気象庁の精密データは厳密じゃない。
あまりに地震が多くて精査できてなくて、
とりあえず主要な地震 M2.0 以上を中心にあげていて
2.0未満はディスられている。
仕方がないから M2.0以上について集計してみると、
M4.0以上とそれ未満とで発生回数の桁が違う。
だからM4.0以上で区切って、
Google Map にプロットすれば、この通り。
熊本県民の感覚からして、体感的に大体この通りだと思う。
アバウトこの通りだと思う。
現時点で M4.0 以上の地震は126回。
つまり一連の地震は、いわゆる前震が引き金となって引き起こされた
爆竹みたいな地震「群」と考えることができる。
余震の改良大森公式でプロットされるノコギリは、
その余震がノコギリを形成していると解釈できる。
さて、現時点で最後の M4.0 以上の地震は、手元データによれば
9月1日06:33、北緯32度43.6分、東経130度37.0分、震源の深さ12km、M4.8。
具体的な位置は熊本市立川口小学校の北西約1.5kmんとこ。
もし、これが、最後の地震だとすると、
そこでこれを余震の改良大森公式に当てはめ
エクセルでグラフにプロットし、近似曲線を描いてみたら、
余震の収束アバウト来年1月中だとさ。
なんともはや…