これひ鯛、しすかぎょ

 

 この本を読んでたら「これひ鯛」なる謎の魚が登場。なんのこっちゃ?

 調べたらフラ語で dorade という、食用として一般的な海の魚らしい。さらに調べたら、日本の魚で最も近いのは

ja.wikipedia.org しかし「へ鯛」は文学的じゃない。生息域やら姿形や味が似ているのは

www.zukan-bouz.com 「きちぬ鯛」とか「きびれ鯛」とかなら、どうにか納まるだろうに。

 

過去には

www.amazon.co.jp これ読んでて「しすかぎょ」なんて魚が出てきて何がなんだかさっぱりわからなかった。

 改めて調べたらこれフラ語では brochet らしくて、要はアレだ。水槽で飼う魚のカワカマス。あの類のようだ。それならカワカマスと書けば良かろうに…しかし翻訳当時は熱帯魚が主流で、カワカマスはほとんど知られていなかっただろうから致し方ないところではある。

 新訳が出ているようだが、どのような名前になっているか知らない。