24時間テレビ

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続く理由になってねーよ。

 

第1回は1978年で、

 

その時のテーマは『寝たきり老人にお風呂を! 身障者にリフト付きバスと車椅子を!』と明確に掲げられており、『11PM』の司会者でもあるキャスターを 務めた大橋巨泉は番組の最後に、「(募金額の)99%が1円玉、5円玉、10円玉だと思うんですね。金額は少なくとも量は。ということは、決して豊かでな い人たちが僕たちの企画に賛成してくれて、募金してくれたと思うんです。僕が言いたいのは、福田(赳夫)総理大臣を始め、政府の方、全政治家の方に、本来 はあなた方がやることだと思うんです。ですから、福祉国家を目指して良い政治をして頂きたいと思います」と時の政権に訴えかけていた。

 

それじゃあ、このブログを読んでる人に問いかける。

 

24時間テレビのロゴ入りの福祉車両を、どれだけ見かけますか?

 

この10年で私は1回しか見ていない。

 

福祉車両で最も多いのは日本財団競艇だ。

 

福祉関係者あんまり気づいてないと思うけど、2番目は競馬。JRAの馬主会が施設のハコモノに対して助成してる。

 

24時間テレビあんだけ大々的にやってて、成果は競艇ほどにも知られていない。これが最大の問題だ。

 

収益金の使い道と社会貢献広報 | 宝くじ公式サイト

 

宝くじだって、このレベルまで収益報告をやっている。

 

24時間テレビは、このレベルの報告を大々的には行っていない。

 

いちおう報告書が、あるにはある。

 

事業報告書/決算報告書/事業計画書|24時間テレビチャリティー委員会

 

コンプライアンスとかうるさくなったから、さすがに2013年に公益社団法人を立ち上げたみたいだけど、そんな公益社団法人会計なんてわからんから、財務諸表がちんぷんかんぷん。キャッシュフロー計算書がないんだもんなあ…作らなくて良い場合があるそうだけど、会計基準わからん。

 

とにかく2013年の7月に立ち上げて9月30日シメで、正味財産増減計算書ってのが、前年度ゼロ行進。だから経常収益の受取寄付金+指定受取寄付金=¥926,423,160が、2013年の24時間テレビの純然たる寄付金になると推定される…公益社団法人会計に詳しい方どなたか、ご自分のブログで分析をお願いします。何にせよ9億だ。

 

あんだけ騒いで9億?

 

とにかく収支が透明でないから、細かいところは憶測するしかない。

 

総制作費40億円とも言われる「24時間テレビ」その内訳とスポンサー収入を調べてみた。 - ヨーグルトの蓋のウラのびみ

 

そういう推測でもって収支を計算したら、広告収入は推定40億、日テレの推定ケイツネは4億だそうだ。

 

24時間で4億のケイツネ稼ぐのは、それはそれで美味しいビジネスだろう。ビジネスとしては

 

 

 それよりも重大なのはボランティアだろう…しかし全国でどれだけのボランティアが動員されるものか、これまた詳細が分からない。

 

ざっくり調べても今年はテレビ岩手が「200名程度」募集したことが分かるぐらい。テレビ山梨は人数が分からないけど、時間帯を9つに分けて、それぞれの時間帯ごとに募集をかけていたようだ。だからテレビ岩手の200名程度は24時間の延べ人数ではないかと推測できる。

 

都道府県ごとに募集人数は異なるだろう。また大分・宮崎・沖縄はテレビ局の数が少なくて日テレ100%のテレビ局がなく、ぶつ切りの放送となる…とすれば、それだけボランティアの動員数も少ないだろう。

 

そんなこんなをぐだぐだ計算してみたら、ざっくり21,000名と出た。延べ人数としては当たらずとも遠からずの人数ではないだろうか。

 

全国のボランティアが21,000人で、もし、これが無償ボランティアでなく、都道府県ごとの最低賃金が支払われる有償ボランティアだったとしたら

 

ざっくり計算してみてビックリ。

 

約3.9億円と出た。

 

 

日テレは、9億の募金でもってボランティアを釣ってといて無償ボラとして使う一方で、4億のケイツネをあげてることになる。

 

これが有償ボラなら3.9億円の人件費がかかり、4億のケイツネはすっ飛ぶ勘定になる。

 

つまり日テレはボランティアを搾取しているということになる。

 

これは偽善というか、それ以前の欺瞞でしょう。

 

 

ま、あくまでも推測・憶測による試算ですので。

 

このエントリを読んだ方で、おヒマや情報など持ち合わせておられる方は、検証をお願いしたく存じますです。

 

ただ少しだけ、ボランティアに行きたがる若い人に言っときます:ボラやるにしたって、ほんとうに自分がそれをやる価値があるのか、よく考えましょう。ボランティアは安い労働力としか捉えられていないのが現場の現実です。普通にバイトした方がマシな場合も多々あります。