不都合な現実。

安保法制とか、政治的な話あんまりやるつもりはない…

 

昨今の安保法制で誰が得するかといえば、

アメリカとEUの軍だよな。

日本が出兵してくれる分だけアメリカEUの負担が減るので。

例によって日本の持ち出しだ。

ヒトのイノチまで持ち出しになるのが、これまでと違うとこ。

 

 

日本の国家予算を考えてみよう。

 

平成27年度の一般会計予算で最大なのは社会保障費、福祉だ。

31.5兆円で、予算の32.7%を占める。

 

公共事業費は6.0兆円で6.2%だし、

防衛費は5.0兆円で5.2%だ。

ケタが違う。

 

安保法制だのハコモノだの、みんな言うんだけれども、

誰も福祉を切れとは言わない。

 

すべての政党・政治勢力にとって不都合だからさ。

 

 

終戦記念日が8月15日なのと似ていると思う。

 

国際法上は1945年9月2日、戦艦ミズーリの甲板での降伏文書調印でもって

日本は戦争に負けたと認めたのだ。

欧米諸国の大部分は9月2日としている。

 

より厳密には1952年4月28日、サンフランシスコ平和条約発効で

戦争状態が完全に終結したのである。

 

8月15日は昭和天皇玉音放送でもって戦闘停止となったのであって。

つまり日本の国民が自らの意思で戦争をヤメたということであり、

「負けた」と認めたくないすべての政治勢力にとって都合が良かったに過ぎない。

 

 

日本人って、不都合な現実に対し耳目を閉ざす悪癖があるからね。